麦飯石入浴剤

中国では古くから漢方の中にも使われていた麦飯石。
日本でも岐阜県の美濃白川で数十年以上前から産出されています。
飲み水などの浄化・ろ過装置にも使われている麦飯石を利用した入浴剤とはどんな特徴があるのでしょうか。

麦飯石とは

麦飯石(ばくはんせき)は、火成岩の一つで花崗岩に石英が含まれている花崗班岩の岩石です。何千年も前の地層から発掘される鉱物で、中国や韓国の古い地層の中に、麦飯石の含まれる地層があり、世界的にも有数の麦飯石の産地として知られています。麦飯岩は麦粒のような結晶が幾つも集まって出来ている鉱物のため、無数にあいた小さな穴を持っているのが特徴です。そのため、麦飯のような石ということで「麦飯石(ばくはんせき)」と呼ばれるようになりました。

麦飯石を使った入浴剤

【麦飯石入浴剤の特徴】

麦飯石入浴剤を使った場合の一番の大きな特徴は、水道水特有のカルキ臭が少なくなるということです。無数の細かい穴を持つ麦飯石には吸着効果があり、水に入れるとゴミや汚れの他にカルキや塩素などの物質を吸着してくれる働きがあります。そのため、水道水の気になる臭いやピリッとした肌への刺激が少ない、やわらかい水になるのが特徴です。しかし、水に溶け込んでいる不純物を一瞬にして吸着するわけではないので、入浴時に使う場合には湯を沸かす前から麦飯石入浴剤を入れておくのがポイントです。

【麦飯石入浴剤の効果】

中国では昔から薬効のある石として重宝されていた麦飯石です。鉄分やカルシウムを多く含んでいるアルカリ性の鉱物なので、麦飯石入浴剤を入れたお湯にはミネラル分が溶け出し肌をツルツルにしてくれる働きがあります。また、吸着作用があるため、水に溶け込んでいるカルキや不純物を吸着してくれるだけではなく、身体の汚れやケアなの奥の老廃物を取れやすくしてくれる効果があります。そのため、肌への刺激に敏感な子供やお年寄りの入浴にも使うことが出来ます。

麦飯石入浴剤の種類

【麦飯石をそのまま使う】

入浴剤として扱われている麦飯石の中には、大きな岩石を扱いやすい大きさに小さく砕いただけのものや、浴槽にキズが付かないように丸くカドを削って加工されたものなどもあります。こういった麦飯石をそのまま使うタイプの入浴剤の場合、入浴後にしっかりと乾燥させておけば、岩石の吸着効果がなくなるまで繰り返し何度も使うことが出来るのがポイントです。吸着効果がなくなった麦飯石は、水と一緒に鍋に入れて15〜20分ほど沸騰させると吸着効果が戻るというものもあるようです。

【パウダー麦飯石入浴剤】

粉状になっている麦飯石入浴剤は、天然系の入浴剤として通販などでも色々な種類が扱われています。基本的には、大きな麦飯石をパウダー状になるまで細かく砕き、水と接する面積を増やすことで、もともと麦飯石の持っている吸着効果を効率よくしています。また、含まれるミネラルも水に溶け込みやすく、大きな麦飯石を使うより早くやわらかいお湯にすることが出来るのが特徴です。しかし、お湯に溶け込ませるように混ぜて使うため一回使ったら取り出して再利用するということは出来ません。

【液体麦飯石入浴剤】

熱帯魚などの飼育時に使われることも多い液状の麦飯石は、入浴剤としても色々な種類が製造されています。液状の麦飯石入浴剤は、同じような効果を持つ鉱物と一緒してさらに多くのミネラルが溶け出すように作られているタイプもあります。また、ハーブやアロマオイルなどを混ぜ込んだ香りの良い麦飯石入浴剤もあり、香りによるリラックス効果も期待できます。液状なのでお湯に溶けやすく、他のタイプに比べて扱いが簡単なのが大きな特徴です。

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